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看護師としてキャリアップするには?取るべき資格や目標の決め方

看護師として働き始めてしばらくすると、将来どのような道にすすむべきか、今後のキャリアについて考え始める方は多いですよね。看護師としてのキャリアプランや目標の決め方、キャリアアップにおすすめの資格・検定についてまとめました。ぜひ今後のキャリア形成の参考にしてください。

看護師の主なキャリアパス2種

スペシャリスト 特定の専門分野の知識やスキル、技能を深めた看護師
ジェネラリスト 特定の分野・領域、働く場や形態にとらわれず、質の高い看護サービスを提供できる看護師

看護師のキャリアは、大きく上記2つに分かれます。まずはどちらを目指したいかを考え、キャリアップ上の目標を決めましょう。将来どの方向に向かっていけばいいかを明確にすることで、具体的なイメージや、そのためにやるべきことが定めやすくなります。

看護職のスペシャリストとは

特定分野において高い専門性を発揮し、ハイレベルなケアを行う看護師です。患者個人に対する看護の提供だけでなく、他の看護師や医療従事者の看護スキルの向上に貢献することも役割のひとつです。

スペシャリストを目指すには
「認定看護師」や「専門看護師」などの資格を取得
向いている人
  • 専門的に学びたい分野がある人
  • 特定の分野を極めたい人
  • 専門スキルを活かして患者さんに深く向きあいたい人

看護職のジェネラリストとは

特定分野にとらわれず、医療福祉現場において幅広く活躍している看護師です。特定の資格などは不要ですが、各領域のスペシャリストが専門能力を十分に発揮するためには必要不可欠な存在です。

ジェネラリストを目指すには
  • 幅広い診療領域で経験を積む
  • 在宅・施設など病院以外の施設でも看護経験を積む
向いている人
  • 幅広い領域で活躍したい人
  • 培った経験を他へ浸透させたい人

看護師がキャリアップのために取りたい6つの資格

看護師がキャリアアップしていくためには、目指すべき方向性や専門分野によって、様々な資格があります。代表的な6つの資格についてご紹介します。

認定看護師

日本看護協会によって定められた19の認定看護分野において、「熟練した看護技術と知識を有する者として、認定を受けた看護師」であることを証明する資格です。審査に合格すると取得でき、5年ごとに資格の更新審査を受ける必要があります。

取得後は病院や福祉・介護施設、訪問看護などでの看護実務だけでなく、相談対応や指導の役割にも携わることが可能です。

2020年度からは認定看護師の養成カリキュラムに「特定行為に係る看護師の研修制度(特定行為研修)」が加わり、「特定認定看護師」を名乗れるようになりました。特定認定看護師になると、38の特定行為を実施できるようになります。タイムリーに必要な医療ケアを提供できるため、在宅医療現場や救急救命センターなど、様々な現場で活かせる資格です。

取得要件
  • 日本国の看護師免許を有すること
  • 看護師の免許取得後、実務研修が通算5年以上(うち3年以上は認定看護分野の実務研修)
  • 認定看護師教育機関での約600~800時間のカリキュラムを修学
認定看護分野
感染管理、がん放射線療法看護、がん薬物療法看護、緩和ケア、クリティカルケア、呼吸器疾患看護、在宅ケア、手術看護、小児プライマリケア、新生児集中ケア、心不全看護、腎不全看護、生殖看護、摂食嚥下障害看護、糖尿病看護、乳がん看護、認知症看護、脳卒中看護、皮膚・排泄ケア

認定看護管理者

日本看護協会の認定する資格で、「管理者として優れた資質を持ち、創造的に組織を発展させることができる能力を有すると認められた者」を証明するものです。

取得要件が厳しく、書類審査と筆記試験に合格する必要があるため難易度の高い資格ですが、看護部長や師長などの管理者を志す方はぜひ目指したい資格です。

取得要件
  • 日本国の看護師免許を有すること
  • 看護師の免許取得後、実務経験が通算5年以上
  • 下記のいずれかの要件を満たすこと
    要件1:
    認定看護管理者教育課程サードレベルを修了している者
    要件2:
    看護系大学院において看護管理を専攻し修士号を取得している者で、修士課程修了後の実務経験が3年以上ある者
    要件3:
    師長以上の職位で管理経験が3年以上ある者で、看護系大学院において看護管理を専攻し修士号を取得している者
    要件4:
    師長以上の職位で管理経験が3年以上ある者で、大学院において管理に関連する学問領域の修士号を取得している者

専門看護師

日本看護協会によって定められた13の専門看護分野において「卓越した看護実践能力を有することを認められた」ことを証明する資格です。修士課程修了が取得要件であることに加え、書類審査と筆記試験(論述形式)に合格する必要があり、取得のハードルは高め。5年ごとに資格の更新審査があります。

取得後は病院やクリニック、訪問看護などで実務に携わるほか、看護学のスペシャリストとして相談、教育・研究、倫理調整などの役割に携わることも可能です。

取得要件
  • 日本国の看護師の免許を有すること
  • 看護系大学院修士課程修了者
  • 日本看護系大学協議会が定める専門看護師教育課程基準の所定の単位(26単位または38単位)を取得していること
  • 実務研修が通算5年以上(うち3年以上は専門看護分野の実務研修)
専門看護分野
がん看護, 精神看護, 地域看護, 老人看護, 小児看護, 母性看護, 慢性疾患看護, 急性・重症患者看護, 感染症看護, 家族支援, 在宅看護, 遺伝看護, 災害看護

ケアマネージャー

介護保険法に規定されたケアマネジメントの専門職です。要介護者・要支援認定者のケアプラン作成や、市町村・施設・家族等との連絡調整などを行います。介護福祉系の中では最高難度と言われていますが、介護サービスの需要が高まりを受け、その重要性が増している資格でもあります。

資格取得には介護支援専門員実務研修受講(マークシート式)試験に合格後、実務研修87時間以上を修了することが必要です。

取得後は、居宅介護支援事業所や地域包括支援センター、介護施設など様々な場所で活躍できます。

取得要件
  • 看護師・准看護師などの特定の国家資格を保有し従事している
  • 実務経験が5年以上、もしくは業務に従事した日数が900日以上

保健師

個人の健康相談に乗ったり、生活指導や生活改善のサポート/アドバイスしたりする役割の国家資格です。看護師国家試験と保健師国家試験の2つに合格した後、保健師になれます。

取得後は地域の保健所や保健センターなどの行政機関に勤める「行政保健師」、病院や訪問看護などに勤める「病院保健師」、企業に勤める「企業保健師」、中学校や高校などの学校に勤める「学校保健師」などで活躍できます。

取得要件
看護師の免許取得後に、保健師養成学校で1年以上定められた学科を修了していること
(4年制の看護大学で保健師になるためのカリキュラムを修了し、看護師と保健師の国家試験をダブル受験することも可能)

助産師

出産時の介助、妊婦の健康管理、母乳指導、新生児の保健指導など、妊娠から産後までの母子の健康に関わる管理・指導活動を行うことのできる国家資格です。看護師国家試験と助産師国家試験の2つに合格する必要があります。

取得後は病院の産科、助産院などで活躍することができ、出産だけでなく、助産師外来で妊婦さんへの指導や健康管理も行います。

取得要件
看護師の免許取得後に、助産師専門教育機関で1年以上定められた必要な学科を修了していること
(4年制の看護大学で看護師課程と助産師課程の両方を修了し、看護師国家試験と助産師国家試験をダブル受験することも可能)

分野別のキャリアアップおすすめ検定・資格

看護の分野・術科別に、キャリアアップに役立つ検定・資格をご紹介します。現在携わっている専門分野で目指せる資格や、職場で生かせそうな資格がある方は、ぜひチャレンジの参考にしてください。

整形外科

  • 日本運動器看護学会認定運動器看護師(JSMNC)
  • 骨粗しょう症マネージャー
  • 回復期リハビリテーション看護師

整形外科の看護師の場合、ADL(日常生活動作)向上やリハビリテーションに関わる知識、資格がおすすめです。高齢者の数が増えている近年では、骨粗しょう症など高齢化に伴う症状に関する知識も重要視されています。

消化器系

  • 消化器内視鏡技師
  • 栄養サポートチーム専門療法士(NST専門療法士)
  • 日本口腔ケア学会認定資格

消化器系に勤める場合、最も重宝する資格が消化器内視鏡技師でしょう。近年は癌の早期発見などの目的から、内視鏡施設を備えているクリニックなども増加しており、需要も益々高まっています。他にも、患者の健康維持・回復を目的とした栄養管理を行う栄養サポートチーム専門療法士なども推奨されます。

循環器・呼吸器系

  • 循環器専門ナース
  • 禁煙支援士

循環器・呼吸器系の看護師は、循環器・呼吸器分野の専門的な知識や実践的な技能が必要になります。心臓循環器疾患患者に対してのケアを身につけられる循環器専門ナースや、禁煙支援士の資格が役立つでしょう。

小児科

  • 臨床心理士
  • 社会福祉士
  • 思春期保健相談士

小児科の看護師は、発達に応じた看護ケアをすることが重要です。特に子供の患者への対応においては、心のケアに関わる資格は役立つ場面が多いでしょう。また、難病を持つ子供の場合、公的な支援制度の利用なども必要となってくるため、福祉系の資格もおすすめです。

精神科

  • 公認心理師
  • 臨床心理士
  • 認知症ケア専門士

精神科の看護師には、心理系の資格取得がおすすめです。心理系の資格を持っておくと、スクールカウンセラーや児童相談所など、医療以外の場でも活躍することが可能です。

救急看護

  • BLSヘルスケア・ACLS・PALSプロバイダー
  • 学会認定自己血輸血看護師

救急看護の現場では、一次救命措置が学べる資格などを取得しておくと、スキルアップにつながり重宝されるでしょう。

その他のキャリアアップおすすめ資格 7選

これまでご紹介したもの以外にも、看護師としてのキャリアアップに役立つ資格が多数あります。ここでは、そんな資格をピックアップしてご紹介します。

医療環境管理士

日本医療環境福祉検定協会が管轄する民間資格で、医療現場での感染症予防に関して、専門的な知識・スキルがあるスペシャリストであることを証明します。院内感染対策の責任者となるべく、医師や看護師などの医療従事者が多く取得しています。

取得後は、感染予防対策に関する指導を行えるようになります。

福祉住環境コーディネーター

高齢者や障がい者が、自立して生活できる住環境づくりを提案する民間資格です。在宅医療のニーズが高まっている中、各家庭での快適な住環境づくりの重要度も増しているため、今後も生かせる場面が多いでしょう。

取得後は、介護関連の建築業者や設備業者で働くという道もあります。

手話通訳士

厚生労働省の認定する公的資格で、聴覚障がい者が健聴者との円滑なコミュニケーションができるよう「手話通訳」を行う専門家です。

取得後は、医療機関や役所などの公的機関、福祉関連施設のほか、手話通訳者派遣センターに登録し、依頼を受けて業務を行います。

音楽療法士

日本音楽療法学会などが主催する民間資格で、「音楽療法」とは歌や音楽を使って心身のケアをするリハビリの一種です。

取得後は、介護施設や病院などで患者さんの症状に合わせた音楽療法を行います。音楽療法士の派遣会社に登録する人、独立して個人で働く人など、働き方もさまざまです。

笑い療法士

一般社団法人癒しの環境研究会が主催する民間資格で、笑いによって自己治癒力を高め、病気予防のサポートをします。

取得後は、長期の入院や治療でストレスを抱える患者の緩和ケアに役立ち、入院病棟などの医療現場や福祉現場で活躍することができます。

リンパ浮腫療法士

日本リンパ浮腫治療学会の認定資格で、医療従事者がリンパ浮腫に関するスペシャリストとして、複合的理学療法の指導・実践やセルフケア指導などを行います。

取得後は、リンパ浮腫の専門外来のある病院やがん診療連携拠点病院などで、がん緩和ケアのチーム医療の中心的な役割を担うことが可能になります。

体外受精コーディネーター

日本不妊カウンセリング学会が認定する資格で、カップルが最適な不妊治療の選択ができるように高度生殖医療(ART)の情報提供や不妊カウンセリングなどを行います。悩みを抱えた患者の精神的なサポートも重要な仕事です。晩婚化に伴う不妊治療の増加から、体外受精を希望するカップルも年々増加傾向にあり、今後も高い需要が見込まれる資格です。

取得後は、不妊治療を扱う病院、産婦人科医院、不妊専門のART施設のほか、薬局、鍼灸院などでも活躍することができます。

看護師のキャリアアップのための学ぶ環境の選び方

キャリアアップは、学ぶ環境を整えることも重要です。以下のようなかたちで、自分にあった学べる環境を選択しましょう。

  • セミナーを受講する
  • 通信制学校に通う
  • 大学に通う
  • e-ラーニングを導入している職場を選ぶ
  • ポートフォリオを導入している職場を選ぶ
  • 図書館がある職場を選ぶ
  • 院外連携に強い職場を選ぶ

看護師のためのセミナーは、全国各地で定期的に開催されています。資格取得のためのものや、看護学会や医学会主催のものなど、幅広い選択肢があるので、まずは単発のセミナーから受講してみるのもおすすめです。まとまった時間が取れる場合や、じっくり学びたい場合は、通信制学校や大学に通えば、より専門的な資格を取るチャンスも広がります。

また、研修制度の整った職場を選ぶのもおすすめです。e-ラーニング学習ができる、ポートフォリオに力を入れている、院内の図書館が使える、自院以外の連携施設でもOJT経験できる等、職場により様々な特色があるので、事前に調べて比較してみるとよいでしょう。

具体的な目標を定めて、看護師として着実にキャリアアップしよう

看護師として長く活躍するために、キャリアアップは必要不可欠です。まずはキャリアプランを明確に描き、資格取得などの具体的な目標を定めて行動し、理想のキャリアップを実現させましょう。

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