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看護師・准看護師の平均年収
【2022年最新版】看護師の年収はどれくらい?手取り、賞与、男女や年代別の違いなどまとめて解説

更新日 2022/6/16

正看護師の平均年収は498万5,000円、准看護師の平均年収は406万8,000円です。給料を構成している内訳や、ほかの職種と比べて看護師の年収は高いほうなのかについて解説します。また、立場や地域、働き方によって看護師の年収はどの程度変わるのかについても見ていきましょう。

正看護師・准看護師の平均年収は?

正看護師の平均年収(全国平均)
4985,000
准看護師の平均年収(全国平均)
4068,000

正看護師の平均年収は498万5,000円、准看護師の平均年収は406万8,000円です。国や公的医療機関が運営する病院では全国で年収には大きな差は見られません。しかし、運営母体が民間の病院は施設ごとに平均年収が異なり、どの施設を選ぶのかによって給料事情が変わります。

なお、正看護師と准看護師では、90万円以上平均年収が違います。保有する資格が異なるのが大きな要因です。多くの職場では正看護師と准看護師の基本給や給与体系が異なるので、ほぼ同じ業務内容を行っていても、正看護師のほうが高収入を得られます。

出典:厚生労働省「令和3年賃金構造基本統計調査」第1表をもとにナースではたらこ作成

看護師の給与の内訳

  • 基本給
  • 賞与
  • 夜勤手当
  • 残業手当(時間外手当)
  • その他の諸手当

看護師の給与の主な内訳は上記の5つです。それぞれの平均金額や差が生じる理由について解説します。

看護師の基本給

看護師の条件 平均基本給与額 平均税込給与総額
高卒 + 3年課程新卒 20万3,445円 25万9,233円
大卒 20万9,990円 26万7,440円
勤続10年 + 31~32歳 + 非管理職 24万8,149円 32万846円

勤続10年、非管理職の看護師の場合、1か月分の平均基本給与額は約24万8,000円。手当などをあわせると約32万円です。一方、新卒1年目の場合、高卒・3年課程新卒では約20万3,000円、大卒では約21万円です。手当などを含めると、それぞれ約26万円、約26万7,000円となります。

看護師の夜勤手当

夜勤形態 平均手当額 月平均夜勤回数 夜勤手当の平均額(月)
二交代制 1万1,286円 4.7回 5万3,044円
三交代制・準夜勤 4,154円 7.7回 3万1,986円
三交代制・深夜勤 5,122円 7.7回 3万9,439円

看護師の月収において、夜勤手当が占める割合は少なくありません。また、拘束時間が長く、負担の大きい夜勤形態ほど夜勤手当は高くなります。夜勤形態別の手当平均額は二交代制で約1万1,000円、三交代制の準夜勤で4,154円、深夜勤で5,122円です。

準夜勤と深夜勤に分けて月平均夜勤回数を示したデータはないため、上記の表では三交代制の平均夜勤回数を記しています。これらのデータから月あたりの夜勤手当を求めると、約3万2,000~5万3,000円となります。

看護師の残業手当

厚生労働省の調査によれば、看護師の残業時間は1か月あたり平均6時間と短く、残業手当が収入に占める割合はそれほど高くないと考えられます。また、日本看護協会の調査においても1か月あたりの平均超過勤務時間は5.1時間とあまり長くないことが報告されています。

看護師の年収からボーナスを除き、時給を求めると約2,086円のため、月あたりの残業手当平均額は約1万639~1万2,516円と計算できます。

看護師の賞与(ボーナス)

看護師の平均賞与額(年間)は約85万5,000円でした。従業員数が1,000人以上の大規模施設では年間平均101万1,800円、100~999人の施設では平均80万100円、10~99人の施設では63万2,300円であったことから、賞与額は施設の規模が大きいと増えることが分かります。

その他の諸手当

その他にも、手当を支給される職場はあります。看護師が受け取れる代表的な諸手当としては、以下の種類があります。

  • 家族手当
  • 役職手当
  • 資格手当
  • 交代勤務手当
  • 通勤手当

看護師の給与は高い?年収ランキングと全業種平均の比較

看護師の給料と他の職種の年収を比較してみます。年収の高い職種には何があるのか、また、全職種と比べた看護師の給料について解説します。

職種別年収ランキング

2021年の看護師の年収は144職種中48位、女性のみのランキングでは144職種中22位と高めです。

出典:厚生労働省「令和3年賃金構造基本統計調査」第1表をもとにナースではたらこ作成

全業種平均年収との比較

ランキングの中では看護師の給料は高いほうに入りますが、2021年の看護師の平均年収は全職種平均とほぼ同じとなっています。女性のみの平均年収386万円と比べると、看護師の年収は110万円ほど高めです。

なお、2021年は看護師の平均年収は全職種平均をやや上回りました。この理由としては、コロナ禍により収入が安定しなかった職種が多いことなどが考えられます。

出典:厚生労働省「令和3年賃金構造基本統計調査」第1表をもとにナースではたらこ作成

立場別にみる看護師の年収

看護師の年収は、性別や地域によっても大きく異なります。一般的に女性よりも男性が高く、経験年数が高いほど高くなります。立場が違うとどう看護師の年収に影響を与えるのか、詳しく見ていきましょう。

「男女」別の看護師の年収

男女別で比べると、男性看護師の方が平均年収は高くなっています。2021年に実施された令和3年賃金構造基本統計調査から試算すると、男性は518万3,400円、女性は495万9,500円です。

性別 決まって支給する現金給与額 年間賞与その他特別給与額 年収(※)
男性 35万5,200円 92万1,000円 518万3,400円
女性 34万2,800円 84万5,900円 495万9,500円

※年収=決まって支給する現金給与額×12+年間賞与その他特別給与額を人数平均で算出

出典:厚生労働省「令和3年賃金構造基本統計調査」第1表をもとにナースではたらこ作成

「地域」別の看護師の年収

正看護師 平均年収ランキング TOP10

  1. 1位
    5416,000
  2. 2位
    5415,000
  3. 3位
    5340,000
  4. 4位
    5334,000
  5. 5位
    5296,000
  6. 6位
    5269,000
  7. 7位
    5257,000
  8. 8位
    5226,000
  9. 9位
    5219,000
  10. 10位
    5185,000

准看護師 平均年収ランキング TOP10

  1. 1位
    4742,000
  2. 2位
    4695,000
  3. 3位
    4683,000
  4. 4位
    4674,000
  5. 5位
    4639,000
  6. 6位
    4597,000
  7. 7位
    4591,000
  8. 8位
    4549,000
  9. 9位
    4501,000
  10. 10位
    4476,000

出典:厚生労働省「令和3年賃金構造基本統計調査」第1表をもとにナースではたらこ作成

例年の調査では首都圏、東海エリア、関西エリアといった大都市エリアでの年収は高い一方、地方エリアでは低めの傾向が見られます。

「年代・経験年数」別の看護師の年収

年齢区分 勤続年数 年収(※)
20~24歳 1.5年 388万4,200円
25~29歳 3.9年 460万1,100円
30~34歳 6.2年 478万6,400円
35~39歳 8.5年 497万9,000円
40~44歳 10.6年 534万8,100円
45~49歳 11.4年 541万200円
50~54歳 13.3年 553万9,100円
55~59歳 15.9年 563万2,500円
60~64歳 17.2年 465万7,900円
65~69歳 14.0年 416万1,800円
70歳~ 14.8年 369万円

※年収=決まって支給する現金給与額×12+年間賞与その他特別給与額で算出

出典:厚生労働省「令和3年賃金構造基本統計調査」第5表をもとにナースではたらこ作成

看護師の年収は、経験年数が長いほど高い傾向にあります。年代別では、看護師・准看護師は年代が上がる50代をピークに低下しています。これは年齢が高くなると夜勤のない働き方を選択したり、勤務時間そのものが短くなったりすることがあるからです。また、正社員・正職員としてではなくパートや非常勤で働く方も多いことも、年収減につながっているでしょう。

なお、看護助手では30代から50代まで横ばいで、経験年数が年収に反映されにくいことが分かります。

「役職」別の看護師の給与

役職 看護師の平均給与額 准看護師の平均給与額
管理職 48万1,809円
中間管理職 43万4,895円 45万100円
非管理職 35万6,163円 30万477円

管理職や中間管理職のように役職に就いていると、非管理職より収入が高くなる傾向にあります。また、准看護師の管理職のデータがなく、管理職を務めるのは基本的に正看護師であると考えられます。

年収を増やしたい方は、管理職を目指すといいでしょう。准看護師の方は正看護師の資格を取得し、管理職になりやすい条件をつくっておくことが収入アップにつながるといえそうです。

「施設」別の看護師の年収の違い|規模が大きいほど高い

施設規模 平均年収
職員数10~99人 440万3,900円
職員数100~999人 483万4,500円
職員数1000人以上 540万9,800円

※年収=決まって支給する現金給与額×12+年間賞与その他特別給与額で算出

出典:厚生労働省「令和3年賃金構造基本統計調査」第1表をもとにナースではたらこ作成

施設の規模が大きいほど年収も高めであることが分かります。長時間勤務の多いER勤務、大学病院(特に国公立より私大の附属病院)は高給の傾向にあります。年収アップを目指すのであれば、大規模病院への転職を考えることもできるでしょう。

看護師の年収は立場によって差が大きい!比較して検討しよう

看護師の年収は女性の中では高額といえます。とはいえ、性別や地域、役職、年齢、施設などの立場によって年収に大きな差があるので注意しましょう。

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