内科と外科、あなたはどちら派?
同じ看護師のお仕事でも、診療科目によってお仕事内容は大きく異なるもの。 さまざまな科目がある中で、自分の向き不向きについて考えたことはありますか? 今回のアンケートでは「内科と外科どちらが向いていると思うか」について聞いたアンケート結果を発表します!
Q1. 内科と外科、どちらが自分に向いていると感じますか?
内科と答えた方は48%、外科と答えた方が52%と、外科と答えた方がわずかに多いようですが、
ほとんど差がない結果となりました。
続いて、それぞれのおすすめだと感じるところ・大変だと思うところを詳しく聞いてみました!
Q2.内科と外科のおすすめなところや大変だと思うところはどこですか?
内科のおすすめなところ
「内科はゆっくり患者さまやご家族と関わることができる。」
(新潟県・20代)「在宅での指導なども含めて患者さま、ご家族とじっくり向き合い個別性の高い看護が行える。」
(神奈川県・30代)「内科は長期入院や入院を繰り返す方が多く、信頼関係を築きながら関わる事ができる。 思っているよりケアが多く忙しいこともある。」
(神奈川県・30代)「外科のような緊急オペなどが少ない。」
(石川県・20代)「外科系は手術が上手くいけば後は患者様の力で治るものが殆どだが、 内科はメンタル全身管理が大事でナースの役割が大きいと思う」
(兵庫県・50代)
内科のおすすめなところとして、患者さまと接する時間が長いため、
しっかり信頼関係を築くことができるという回答が多くありました。
患者さま1人ひとりとじっくり関われることにやりがいを感じるようです。
患者さまと接する時間を大切にしたい方には内科が合っていると言えるかもしれないですね!
内科の大変なところ
「知識をしっかりと理解していないと、患者さまへの説明力、説得力がつかない。」
(神奈川県・40代)「繰り返し入院されてくる人が多く、だんだん悪くなって行くのを見ると辛いことがある。」
(東京都・30代)「内科にもよるが患者さんや家族とじっくり、ゆっくり関わりたいが 現実は業務に追われて、その時間が持てない。」
(福岡県・30代)「内科の方が急変は多いですよ。外科はオペ後でバタバタするだけ。」
(三重県・20代)
一方で、同じ患者さまが、何度も入院する姿に胸が痛むという声や
じっくり関わりたいと思っていても、日々の業務に追われてなかなかできないという声がありました。
同じ内科でも、環境によって状況は変わってきそうですね…。
外科のおすすめなところ
「展開が早く患者さまが良くなっていくのを感じやすい。」
(愛知県・30代)「看護の結果がはやく見られる事がある。」
(埼玉県・40代)「外科は展開が早い。元気になって退院するのを見届けられる。」
(神奈川県・20代)「バタバタしているがやりがいがある。」
(岩手県・20代)「内科の先生が内向的な人が多いので、物事をはっきり言う外科の先生の方がいいです。」
(埼玉県・30代)
内科ではじっくり看護が出来るという声が多くありましたが、
逆に外科は、スピード感が魅力だという回答が多くありました。
外科は経過が分かりやすく、患者さまの状態回復が早いという点がおすすめなところのようです。
時には目が回るような忙しさの中で、対応力が必要とされますが、
それこそが外科の醍醐味だと感じるという声もありました。
外科の大変なところ
「入退院が激しくて忙しい。」
(岡山県・30代)「術後の状態変化に追い付くのが大変。」
(神奈川県・20代)「手術室勤務だったが、終了までいなけれはならないので、残業や真夜中まで仕事が多い。 夜間や休日の緊急手術呼び出しも多い。」
(埼玉県・50代)「急変に対応しなければならない。」
(鳥取県・30代)
外科は看護の展開が早いため、患者さまの入れ替わりが激しくなりがち。
業務量が多く、残業や休日出勤が必要なこともあるようです。
また、術後の急変に備え、何が起きても対応できるよう、気が抜ける瞬間が少ないとのこと…。
プライベートとお仕事をしっかり区別したいという方には、外科は大変かもしれないですね。
今回のアンケートでは「内科と外科のおすすめなところや大変だと思うところ」を見てきました。
内科も外科も、それぞれにやりがいや大変なところがあるようです。
看護師として働く上で、自分が重視することは何か?と考えてみると、
自分に合った診療科目が見えてくるのではないでしょうか?
※ ナースではたらこ メルマガ読者アンケート
2017年12月28日実施 有効回答数200件