急性期病棟の仕事内容/職場レポート
急性期病棟はとにかく忙しそう…。確かにそれは事実かもしれません。でも、決して忙しいだけではないのです。急性期病棟の働きやすい面や、やりがいをご紹介します。
とにかく残業が多そう
スタッフ増員など病院の努力で減少傾向に
とにかく忙しくて、残業が多いイメージがあるかもしれません。確かに急変対応や、緊急入院などで残業になることもありますが、最近では、業務の効率化を図りながら残業を減らす取り組みを実施する病院が増えています。
また、看護配置7対1が進んだことによるスタッフ増員で個人の負担は軽減されています。むしろ急性期病院のほうが体制作りに対しての意識が高く、働きやすい環境作りへの取り組みが進んでいると言えます。
「忙しい」の中身にも色々あります。指標となるのは、看護師の配置人数の他に年間の救急搬入数や、1日のオペ数、外来患者数、入院患者数などです。病院についてのデータを集め、細かく見ていると、「入退院が多いので忙しい」、「オペ件数が多く、在院日数が短いので早期離床が必要」などどんな仕事で忙しいのかが見えてくると思います。
子育てとの両立は難しいのでは?
保育所の設置などサポートが充実!
急性期病棟では、スタッフに長く働いてもらうために、保育所などの子育て支援に力を入れているところが多くあります。 学童保育や病児保育、夜勤後の一時預かりなどのほかにも一般の保育園にも引けをとらない、アレルギー食への対応や、英会話教室を取り入れるなど、さまざまな制度があります。
そのため、仕事と育児を両立しているママさんナースも多く活躍しています。 短時間勤務や育児休暇後の復職支援も進んでおり、「結婚・出産後も看護師として働きたい!」という方たちが活き活き働けるよう、病院全体での支援が確立されています。
背景には慢性的な看護師人材の不足があるため、子育て中の看護師さんが働きやすい環境を作るための職場の改善は今後も積極的に広がるでしょう。
若い看護師さんばかりの職場…?
「若手の登竜門」はもう昔?幅広い年代の方が活躍中!
急性期病院は、「若手の登竜門」と言われるくらいなので、確かに若い看護師さんが多く在籍しています。経験するなら「まずは急性期で」といった考えが強いこともありますが、急性期病院は看護学校を併設していることも多く、新卒入職者が多いのが特長です。
しかし一方で、教育制度や寮などの福利厚生が充実しているため、キャリア形成を目指し、中途入職を希望する看護師さんも多くいらっしゃいます。 さらに、子育て支援の充実、残業軽減などにより長く働き続ける看護師さんが増えてきており、看護師さんの年齢層は幅広くなってきています。
転職を考えている方は病院の看護師の年齢分布などを確認し、自分の志向と合う環境かどうか事前に確認しておきましょう。
急性期病棟への転職をお考えの方へ
急性期病棟でのお仕事は、「とにかく忙しい!」というイメージがあると思います。しかし最近では、残業を減らす取り組みやコメディカルスタッフとの業務分担が進んでいる病院が多くありますので、先入観を捨てて忙しさをきちんと確認しましょう。
忙しさをイメージするには、オペ数、救急車搬入数、外来患者数、入院患者数、平均在院日数、看護師配置人数など、客観的な数字を確認することが良いと思います。
近隣病院との比較が行えればよりイメージがつきやすいと思います。また、業務の負荷軽減や、残業時間削減の取り組みは病院により異なりますので、きちんと調べることが必要です。
ご希望にあった病院に転職できるよう、キャリア・アドバイザーがサポートさせていただきますので、お気軽にご相談下さい!
急性期病棟豆知識
【基本データ】
【種類】
二次救急、三次救急
【多い看護師さん】
スキルアップ志向の方
【求められる人】
向上心のある方
【求人先を見るポイント】
看護配置、救急搬入台数、オペ件数、平均在院日数、力を入れている診療科など
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急性期ナース度チェック
□ とにかくたくさんの症例を経験したい
□ 認定看護師など、スキルアップしたい
□ 最先端医療を学びたい
□ 極めたい分野がある
□ 福利厚生が充実した病院で働きたい
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