回復期リハビリテーション病棟の職場レポート
回復期リハビリテーションというと、リハビリの療法士さんが中心の職場、といったイメージでしょうか?実は、チーム医療の中での看護師さんの役割はとても大きいのです。ここではその仕事内容や働く喜びをご紹介します。
リハスタッフがいるし、看護師はやることがないのでは?
看護師による観察・看護こそが回復に必要です。
リハビリが主体であっても、看護師としてやるべきことはたくさんあります。患者さまが療法士さんとリハビリを行うのは、1日に最大3時間。残りの時間を病棟で一緒に過ごす中で、患者さまの様子を詳細に把握します。
たとえば、唾液や食物が肺へ流入して肺炎になってしまうような姿勢のズレがないかどうか。また、ベッドから起き上がれるようになってきたのであれば、次はトイレまで歩けるようにするため病棟リハビリの内容を変えたり、カンファレンスでドクターや療法士さんと情報交換したりしてリハビリに活かしていく必要があります。
回復期とはいえ、急変が起こることもありますから、看護師さんの日々の看護がとても大事なのです。
急性期での経験が短いとダメなんじゃないですか?
経験が短くても活躍されている方がいます
たとえ急性期経験が短くても、活躍されている看護師さんは多くおられますし、勉強会や研修などをしっかり行っている病院も多くあります。 病院によってどの程度急性期経験を求められるかは異なりますので、確認しておきましょう。
回復期リハビリテーション病院はドクター以外にも理学療法士や作業療法士、言語聴覚士などたくさんの人と協力して患者さんのリハビリを支えるのが特徴。
急性期病院で培った経験と、他職種の方の視点も取り入れ協力して看護する姿勢、ふたつのバランス感覚が大切です。
回復期リハビリテーションへの転職をお考えの方へ
回復期リハビリテーション病院は、診療報酬改定により今後求人が増加する見込みもある、魅力的な職場です。
急性期病院と比較して医療行為が少ないという点はありますが、 一方、患者さまをじっくり看護し、回復のステップを目の当たりにできることや、他職種のスタッフと連携して看護展開していくことなどに学びややりがいのポイントがあります。
この点がご自身の希望条件ややりたいこととマッチするかどうか、しっかり確認しましょう。キャリア・アドバイザーにお気軽にご相談下さい!
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回復期リハビリテーションナース度チェック
□ 治療行為から、生活介助まで幅広く関わりたい
□ 退院後の生活を見据えた看護がしたい
□ いろんな立場の人と協力しあって仕事をしたい
□ プライベートや家庭と両立したい
1つでもあてはまったあなたは回復期リハビリテーション向きかも!?
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